応援コラム

中小企業経営者の背中を押す!ブレないためのオンリーワンストーリー

 

先日のTHE OWNERに弊社のストーリーBOOK作成コンサルの取り組みを取り上げていただいたきっかけについて、ある経営者からご感想をいただきました。

 

「失礼ですけど、会社の規模や実績的に、そんなに大したことをされているという印象はありませんでしたが、あのような取材を受けられるってすごいですね」

 

と。確かにおっしゃる通り、他の方に比べて弊社がやっていること自体は非常に地味で、「会社の価値や想いを伝えること」がきちんとできている方から見れば当たり前のことなのかもしれません。しかし、私がお手伝いをしている会社はそこが本当に苦手なんですよね。キャッチコピーをつくるのが下手だとか、画期的なアイディアが出てこないとかそういうことではなく、素晴らしい魅力があるにも関わらず、それを客観的に表現して活かす方法が見つけられない…という会社です。そんな弊社の取り組みが地方企業には本当に必要なサービスだと感じてくださったこの企画のご担当者様の目に留まり、先日の取材が実現しました。

 

物事はとても些細なきっかけから始まります。私がなぜこのストーリーづくりを始めたのか…について書いた自己紹介マンガをある方に差し上げたところ、それを見てくださった方から何人かの手に渡り、責任者の方がご覧になり、ご自身も同様の経験をお持ちだったことから面談につながりました。(素敵なご縁を繋いでくれた自己紹介マンガにご興味のある方はこちらからご請求ください)

 

そこには、数字では表せない想いや経験といった共感できる物語が存在し、お互いの心の距離を近くしてくれる効果があります。私は自分自身のストーリーをマンガで表現しましたが、文字や写真をつかってパワーポイントにまとめる方法もあれば、動画にする方法もあります。最近はそれをSNSなどを使って手軽に発信できる方法も増えてきていますので、その機会を増やせば増やすほど素敵な出会いにつながるのです。

 

そこで本日は、共感を生み経営者の背中を押してくれるオンリーワンストーリーのつくり方とは?…こんなテーマで書いてみたいと思います。

 

私が営業の世界に飛び込んだのは今から17年ほど前。右も左もわからない素人でも闇雲に動き回れば何かしら結果を出せる時代でした。営業、特に保険業界では数字だけが評価の対象…みたいな風潮があり、早く結果を出すことが求められました。この習慣は一度染みつくとなかなか抜け切れず、「成果」「実績」という言葉に何度も押しつぶされそうになります。その結果、ブームに飛びついたり、売りやすそうな商品に手を出したり、上辺だけのトーク(何か良さそう…的な言葉)でごまかしたりして数字を取り繕うことに気持ちを持って行かれてしまって、もはやお客様ではなく自分の数字のために仕事をするような時期もありました。

 

しかし、このような感じで出会ったお客様との付き合いは決して長く続かないし、関係性も良いとは言えません。ただ売れれば良いと色々やっている人…という印象を持たれかねませんし、当然プロとして信頼されることもなく、自信を失うことにもつながります。

 

私がこの負のスパイラルから早い段階で抜け出すことができたのは、当時勤めていた代理店の社長のブレない考え方があったからです。「目先の契約に走らないこと。自分の仕事に責任を持ってお客様と良い関係性を構築すること。会社はお客様と社員とそしてその家族を守ると約束すること。」をいつも話して聞かせてくれていました。だからこそ、厳しい営業の世界でも数字に踊らされることなく地道に頑張ることができたのです。そんな私達社員の頑張りは社長の元気の源となり、背中を押しているようにも見えました。

 

そして、コンサルタントとして仕事を始めてみると、似たような悩みを抱える営業マンがいる会社がいくつもありました。中でも、下請の仕事をしているそこの会社は、営業マンが数字に囚われるというよりも、お客様である元請さんの言動に左右されることが多く、社内には「何でもやります」という空気が漂っていました。自社の経営方針よりも親会社の方針が優先される環境では、「何のための仕事であるか?」が抜け落ちてしまい、「何でも屋さん」になってしまうのではないかと感じました。

 

しかしある時、周囲の理解を全く得られなくても反骨精神を持ち会社を大きく成長させている社長に出会い、これまでの苦労話を聞かせてもらったことがあります。その社長はとにかく自社の社員を大切にし、「ここに入社して良かった」と思ってもらえるような会社づくりをひたすらやって来られたのだと聞きました。そのための努力は惜しまない社長で、その考え方はきちんと社員に伝わっているなと外の人間でも感じ取ることができました。

 

社員や顧客の気持ちをつかんで離さない会社とは、経営者の考えが明確で、時には周囲の理解を得られないこともあるかもしれませんが、それを柱にしてきっちりとブレない経営をする会社なのだと気づきました。この考え方こそがオンリーワンストーリーなのです。

 

社長が経営をする際、「何のために」、「どこに向かうのか」、「何を目指すのか」を言葉にすることは、社員や顧客にとって大切であることは間違いありませんが、社長自身がそれを公言しコミットすることは覚悟を持って腹をくくることになるのです。自分が発した言葉は自分自身の背中を押すことにつながり、営業にも教育にも魂が入り、会社を牽引して事業を発展に導くのです。

 

経営者の皆様。

心の中に秘めているご自身の想いや考えに気づいていますか?

それをパワーに変換するための言語化はできていますか?

ご自身が持つオンリーワンストーリーを最高の武器にできていますか?

 

社長の覚悟は社員の自信につながりみんなの背中を押してくれるのです!

 

 

※オンリーワンストーリーをつくりたいとお考えの経営者の皆様へ

 

いよいよ明日から開催!

318日、19日に開催される「コンサルEXPO 2021(春)オンライン」では、無料相談をお受けしています。ぜひ奮ってご参加ください!

https://www.jcpo.jp/consul-expo202103.html

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