応援コラム

今、必要な改善にすぐに取り掛かれないワケ

 

20160413-2

「営業力の強化に、会社のブランディング、社内の仕組みづくりまで考えるんですか?なんだか手間も時間も取られて大変そうですね…。今のわが社にはそれに対応できるだけの人の余裕がありません。今の状況が一段落したらぜひ考えてみます。」

 

先日、個別相談にいらっしゃった社長様のお言葉です。弊社コンサルティングの成功事例をもとにお話しさせていただいた中で、とても大変そうだと感じられたご様子でした。

 

当面はおかげさまで仕事がたくさんありまして…

 

目の前の仕事の山が多少片付いたら…

 

せめてもう少し人間に余裕ができたら…

 

毎日の売上を確保するため、とにかく現場を回すことが最優先、目の前の仕事を右から左へやり過ごすことに追われているという会社は少なくなく、このようなセリフがつい口をついて出てくる経営者も多くいらっしゃいます。日々いただくご相談の中でも何度も登場する言葉で、“あっ、出た出た”と、つい心の中でつぶやいてしまうほどです。

 

先ほどのセリフが、部長や課長など社員さんの口から出たものであればまだ納得もいくでしょうが、これが経営者のセリフだとすれば大いに耳を疑いたくなります。なぜなら、経営者の役割とは会社の未来を創造することだからです。人手が不足する会社であれば社長自らが現場を見ることも日常かもしれませんが、それらに追われる真っ只中であろうとも、時間的な余裕が無かろうとも、会社の進化は常に考え続けなければなりません。経営者のそれに会社の運命がかかっているからです。

 

目の前の仕事が一段落つくのが3年も5年も先だとしたら、その頃いったい会社や周りの環境はどうなっているのか?もしも目の前の仕事がスッキリと片付いた頃、片付きすぎて何も無くなってしまったらどうしようか?人が増えたら、良い人材が育ってから、と考えている間、会社が何の変化も成長もしないで時間ばかりが過ぎていくことを想像したら…ぞっとしませんか?

 

会社全体の仕組みづくりやブランディングを考えると、とてつもなく大きな山に登るようなイメージを持つ方が多いのですが、出来上がってみた感想を聞いてみると、意外とシンプルで身軽になったかも…とおっしゃる方が多いのです。その理由は、これまでヘンに分業化したり属人化して偏ったりしていたものをフラットにし、本来あるべき姿から逆算して考えるからです。社内には、年月を掛けて徐々に成長してきた過程で、他社に負けない価値があるのと同時に、ムダな動きや流れの悪い組織も出来上がってしまっているものです。

 

仕事のための仕事や、作業のための作業、会議のための会議など…会社を会社らしくしようと思うあまり、本来最も大切にするべき新規開拓のための営業活動が一番後回しになっていませんか?

 

経営者の皆さま。良い製品を作ることや顧客サービスを考えることよりももっと大事な新規開拓営業に力を入れていますか?会社の成長に必要な仕事を後回しにしていませんか?新しいお客様を増やし、会社の成長を真剣に考えるのは貴方しかいないんですよ。

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