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社員教育失敗の原因は思い込み!指導力を上げるためにできることは?

 

「社員が全然思うように動いてくれません」

 

新入社員が会社に入って来るこの時期、社員教育に頭を悩ます経営者や管理者は実に多くおられます。的確に指導しているつもりなのに、聞くつもりがないのかボーっとするばかり。これではいつまで経っても戦力になりません。

 

実はこれ、社員教育の間違いを指導係が犯している可能性が高いのです。この間違いをたださない限り、社員教育は上手くいきません。

 

では、その「間違い」とは何でしょうか。それは「思い込み」です。これをなくしていくことが正しい社員教育の第一歩といえます。

 

今回は失敗しない社員教育についてお話していきましょう。

 

 

■思い込みは悲劇の第一幕と肝に銘じる

思い込みの反対語は何でしょうか?厳密にいうと反対語は存在しません。ですが、近いものはあります。それは「客観性」です。自分だけの考えなのか、それとも第三者の意見なのかの違いですね。

 

芸術家など自分の世界を表現する職業なら、思い込みで物事を進めても構わないでしょう。しかし、会社経営となるとそうもいっていられません。中小企業といえど、社会の公器の一つです。自分だけの考え、思い込みで経営をしていると行き詰っていきます。

 

これは社員教育も同じです。「必要だ」という思い込みで行っていると、大失敗につながりかねません。客観的に必要だと判断した社員教育なら良いでしょう。しかし、惰性であったり他社もやっているといったりする社員教育は、時間の無駄です。

 

新入社員は会社の色にまだ染まっていませんから、社内の慣習という「惰性」にもなじんでいません。ですから、惰性で行っている社員教育には敏感に反応します。限られた人生、無駄な時間を過ごすヒマはありません。若い新入社員はすぐ退職してしまうでしょう。

 

これで済むなら御の字です。退職してしまえば元社員も見込み客になるのです。例えBtoBの取引ばかりの企業であっても、取引先に元社員がいないとも限りません。こうなると、スムーズな取引は困難になるでしょう。

 

 

■出身校や前職への期待もとても危険

中小企業の採用で時折起こる大失敗に、学歴や職歴への過剰な期待があります。心理学用語では「ハロー効果」といいます。本質を捉えず目を引きやすい肩書き等ばかりに注目する心理状態です。CMなどでよく使われており、見込み客に好印象を持ってもらうには良いものです。

 

しかし、仕事を一緒に行う社員に対しハロー効果が発揮されると、悪影響しかありません。最初から「デキる」と思い込まれていますから、社員教育が手薄になってしまいます。そうなると、潜在的にはデキる人も社内では何をして良いのか分からずお荷物になることも。

 

この後に起きるのは「ロス効果」です。期待が大きかった分、ガッカリ度合いが大きくなってしまう心理状態です。俗にいう「手のひら返し」ですね。これが起きると経営者も社員も不幸にしかなりません。結果、離職ということに。

 

社員教育に「ハロー効果」も「ロス効果」も必要ありません。重要なのは学歴でも職歴でもなく、客観的な事実。新入社員であれば、社内のことも業務のことも知らないということです。思い込みで「デキる」とせず、本人に確認を取って様々なことを行っていきましょう。

 

確認も指導もないまま仕事を始めてもらっても、思うような結果が出ないのは当たり前です。

 

 

■社員教育の目的を伝えない限り、本当の意味の社員教育は行えない

あなたは学生時代の勉強はお好きだったでしょうか。勉強が得意な方なら好きだと答えるでしょうが、私を含め多くの人は勉強が嫌いだったはずです。その理由は「卒業後に何の役に立つか分からない」からではないでしょうか。

 

社員教育も同じです。何の役に立つのか伝わっていなければ、苦痛でしかないのです。しかも「こうすべき」という思い込みをもって社員教育を行われると、やられている方は苦痛でたまりません。結果、離職率が高くなることに。

 

人間は意味のない動作を苦痛に感じるものです。必ず社員教育の目的を理解してもらってから社員教育を行わないと、意味のない時間を過ごすばかりになるでしょう。

 

例えば、ビジネスマナーの講習を行うとしましょう。ビジネスマナーは対人関係に大きな影響を与えるもので、小さな失敗でも大損害が出ることもあります。しかも、相手によってマナーは変わってくるため、臨機応変な対応も必要。新入社員に教え込むのは、とても難しいものの1つです。

 

これを頭ごなしに教え込んでも、新入社員たちの身になりません。彼ら自身の頭で「何故このビジネスマナーが必要なのか」を理解してもらわなくてはならないのです。そのためには、一つ一つのビジネスマナーの意味について、彼らに考えてもらうのが近道です。

 

一見、遠回りのように感じますが、押しつけの社員教育よりもずっと効果がありますのでお試しください。

 

 

■社員教育の目的は経営の目的とイコール

今回は社員教育で間違いを犯しやすい「思い込み」についてお話しました。中小企業の場合、少数精鋭で仕事をするため、つい社員教育に力を入れすぎるということもあるでしょう。そんな時は客観的に見てどうかを考えながら行ってくださいね。

 

忘れてはならないのが、社員教育の目的をハッキリさせることです。この社員教育の目的は、経営の目的につながっているものです。よって「社員教育の目的が分からない」というのは大問題です。

 

もし経営の目的を見失いそうなことがあれば、私に声をかけてやってください。コロナの影響で不安定な社会情勢です。不安になって当然です。不安は私に分けてください。私は希望をあなたにお渡しできるよう努めます。

 

 

最後まで読んでくださり有難うございました。

あなたの一日が素晴らしいものでありますように。

 

 

■追伸

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あなたとお話できる日を楽しみにしています。

 

 

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