応援コラム

わが家の子育てと経営に共通する3つのポイント

 

先日、ラジオ番組に出演させていただく機会がありました。この日のテーマは私の「仕事と子育て」について。わが家の子ども達は28歳と18歳、すっかり立派な大人に成長してくれましたが、2人が小さい頃から働いていて、しかも一人親家庭。仕事と母親業の両立は大変だったでしょう…と周りからよく聞かれますが、その真っ只中にいる時はそんなことを考える余裕は無く、今だからこそ、「そういえば大変だったんだな~」と感じることができます。

 

 

 

 

そんな忙しいワーキングマザーの子育てで、私が大切にしてきたことを思い出す中で、これって経営と共通する部分が多いな~と感じましたので、今日はそれについてお伝えしてまいります。私も会社を設立して丸8年。経営者としてはまだまだ駆け出しですが、母親歴28年の経験の中で感じたことを書いています。

 

まず、私が子育ての中で大切にしてきたポイントの中から本日は3つ選びました。

 

 

 

 

①名前に込めた願いや意味をしっかりと伝え、「自分」を大切にする子に育てる

②毎晩、絵本の読み聞かせをして、親子のコミュニケーションの時間を大切にする

③何にでも挑戦させ、その中から好きなこと得意なことを見つける…失敗を恐れない

 

まず1つめの「名前の意味」について。

 

私たちが人生で一番書く文字って何でしょう?…それは自分の名前です。

文字を習い始める時には、一番初めに自分の名前を練習しますし、子どもの頃には自分の持ち物やテストの答案用紙、宿題、手紙など名前を書かない日は無いと思います。

 

大人になってからも、名刺や書類、メールの署名、プレゼン資料など自分の名前に触れない日は無いと言っても良いでしょう。それだけ名前は大切なものであるし、自分そのものであると思っています。その名前に込められた親の想いや願いを知ることで、自分を大切にする子どもに成長し、同時に他人も大切にできる人間に成長できるのではないかと思います。

 

わが家の子ども達にも、美しく優しい心を持った子に育って欲しい、ゆったりとして品格があり、魅力あふれる人になって欲しい…と、願いを込めて一生懸命考えた名前をつけて、事あるごとにその想いを伝えてきました。今は、そんな風に育ってくれたんじゃないかなと思っています。

 

 

これは会社の社名や商品・サービスの名前にも言えることではないでしょうか。この業界を変えるような元気のある会社に成長させたい、この事業に関わる人がみんな笑顔になるようなサービスにしたい、使った人の生活が便利になるようなとびきりの商品にしたい…と様々な想いを込めて名前を決めているはずです。その名前を大切にし、それと向き合う社長や社員が想いを一つにしてつくって販売していくこと、それこそが会社の成長や事業の発展を支える大きな活力になるのです。

 

しかし、子育ても会社も同じで、実際にはうまくいかないことの方が多いですよね。母親も経営者もそうなる前は色々と理想を描くけれど、現実は厳しい。思い通りにいかないことの連続でくじけそうになりますが、信じて貫く覚悟が必要だと思っています。諦めなければ必ず実現できる!そう信じることが大切です。

 

 

2つめの「絵本の読み聞かせ」について。

 

 

 

わが家の子ども達は2人とも絵本が大好きでした。特にお気に入りだった「ぐりとぐら」や「おかえし」、「そらまめくんのベッド」などは毎晩リクエストされて繰り返し読むので、子ども達はすっかり暗記してしまって、私が間違えるとよく指摘されたものです。仕事で疲れて眠いし、まだやり残した家事が気になるし、明日の仕事の準備もあるし…でも、子ども達は大人のことをよく見ています。いい加減な態度で読んでいると全部ばれていて、「もう1回読んで!」と何度もせがまれた記憶があります。絵本の読み聞かせは、よく「表現力が豊かになる」とか、「語彙力が上がる」などと言われますが、一番大事なことは親子の触れ合い、心が通い合う時間を大切にすることだと私は思います。

 

これを会社に置き換えるとどうでしょうか。最近は限られた人数で仕事を回している会社が多く、管理職と言えど1日中デスクに座って書類に印鑑を押しているような呑気な部長や課長はいないでしょう。自らもノルマを抱えながら部下の教育・グループ全体の牽引を求められ、「効率化」「目標達成」が頭から離れない日々を過ごしながら、それでも合間に部下とのコミュニケーションをしなければ、と頑張る管理者が多いように見受けられます。部下との面談や部下の指導は、進捗を確認したり評価したり、またスキルを教えたりすることだけが目的ではありません。部下の立場や気持ちを理解し、きちんと向き合ってあげることが背中を押してあげることにつながります。

 

表面を取り繕っても、無意識に出る「忙しいオーラ」…相手には見透かされていますよ。

 

 

最後、3つめの「何にでも挑戦」について。

 

 

 

わが家の子ども達は小さい頃から好奇心旺盛で、何でもやりたがる子どもでした。上の娘は女の子ながらに幼稚園の頃からサッカーやスイミングに挑戦、中学生になると海外に興味を持ち、ホームステイに何度も行った経験があります。息子も小さい頃から体操・サッカー・ゴルフ・カブスカウトと色々と挑戦し、中学生になると、放課後はソフトテニス、休日はゲームに没頭して、勉強はいつやるんですか?という状態でしたが、受験前にはさすがに塾に通って何とかつじつまを合わせる器用さも持ち合わせていました。私は、若い頃の経験は失敗も含めて全て自分の肥やしになると考えていますので、子ども達には色々なことに挑戦させてきました。もちろん失敗や挫折もあったでしょうが、それを乗り越える力をつけてやることが親として一番大切な役割だと思っています。

 

今、様々な会社を見ていると、自ら飛び跳ねて会社の枠を飛び出すような型破りな社員が少ないように感じます。もちろん、コンプライアンスやルール・マナーの徹底は大事なことですが、上からおりて来た指示・命令に忠実に従う社員や、決まったことだけをきちんとこなす社員ばかりでは面白みがありません。特に今のような激動の時代の中にあって、「今まで通り」「経験に従って」「会社の方針だから」という発想を良しとする企業風土では到底生き残ることは不可能です。社内でも積極的に挑戦の場を与え、小さな成功体験を積ませてあげることが社員一人一人の自信と成長につながります。

 

 

いかがでしょう。

子育てと会社経営は本当によく似ているな、と思いませんか。

今、売上が伸び悩んでいたり社員の育成がうまくいかなかったりで悩んでいる経営者の皆様。会社という子どもを持ったと思って一度肩の力を抜いてみませんか?

 

千の辛いことがあっても一の幸せで全てが帳消しになるのが子育てです。会社が産声を上げた時の希望を思い出してぜひこれからの成長を楽しんでみてください。

皆様の事業発展を心から応援しています!

 

 

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