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3代目社長は会社を潰す?その理由と100年続く会社経営の方法

 

「あの会社、3代目で潰れたみたいですね」

 

こんな噂話を耳にされたことがある方は多いのではないでしょうか。昔からよく「三代目は身上を潰す」といいますが、実際にも3代目で会社が傾くことは多い傾向にあります。これにはいくつか理由があります。

 

一番大きい理由は「創業者の苦労を見ていない」です。しかし、この理由はあまりにも漠然としています。創業者の苦労とは一体何なのでしょうか。そして、この苦労を知らずにいると何故経営が傾くのか。

 

これが分かれば、3代目どころか100年続く会社に成長していきます。今回は3代目で会社を潰さず100年続く会社にする方法についてお話していきましょう。

 

 

■時代の変化についていけない3代目社長

創業時は波に乗っていた会社も、3代目になると傾いてくるものです。これは時代の変化についていけない会社が多いからです。創業時に売れた物と現在の売れる物は違います。これに気付かず、創業者の作った物だけを守り続けていては経営が傾いて当然といえます。

 

時代は刻々と変化しています。その時代に応じたマーケティングを行い、顧客ニーズに合わせた商品開発をする必要があります。3代目社長がこれをできないのは、「社長職」が既得権益になっているからです。

 

今ある利益だけを守れば、会社は安泰。このマインドが3代目で会社を潰す最大の原因ともいえるでしょう。創業者の苦労も創業者の背中を見た2代目とは違う、3代目の持つ病理ともいえます。

 

この病理に本人は気付きません。ただし周囲はすぐ気付きますので、取引額が減っていったり従業員が離れていったり。こうなると悪循環です。でも、本人は既得権益のつもりですから呑気なものです。本人が気付いた時には火の車。もっと早く手を打てば、立て直しはできたはずです。

 

では、どのような手を打てば良かったのでしょうか。

 

■お金の流れと自社の強みの確認

時折おられるのが、会社の経理を経理部に任せっぱなしにしている3代目社長です。重鎮と呼ばれる社員がいる会社は、特にその傾向があります。忘れてはならないのが、例え重鎮であろうとも一社員に過ぎないこと。全ての裁量権は経営者にあるのです。これを肝に銘じてください。

 

もしお金を預かる重鎮がお金の流れを完璧に説明してくれないのであれば、外部の調査を入れるのも手です。恥ずかしいとそのままにしていると、いずれ破綻が訪れます。その重鎮は創業者と2代目にとっては「重鎮」だったかも知れません。ですが、時は流れるものです。いつまでも「重鎮」であるとは限りません。これをお忘れなく。

 

お金の流れの把握と同時にしたいのが、自社の強みの確認です。会社の軸になる理念の確認ともいえます。これをしておかないと、ただ時代に翻弄される軸のブレた会社になってしまいます。創業者は何を目的にし会社を設立したのか、顧客は何に価値を見出していたのか。これを理解しておきたいものです。

 

この理念から外れない商品開発を行えば、時代に即しつつも会社のカラーは薄れない商品を世に送り出すことが可能です。何はなくとも軸を見つけましょう。そのためにしたいことは、会社の歴史を紐解くことです。

 

 

■会社の持つ「ストーリー」が強い武器に

中小企業で社史を編纂している会社は多くありません。社史に割く人員もお金もありませんから。ですが、一度創業当時を振り返ってみてください。創業者が何を思い、どんなことに苦労をしたのかを知っていただきたいのです。

 

時間の積み重ねが「今」を作っています。「今」はぽっと沸いてでてきた魔法ではありません。それを実感するためにも、会社の持つストーリーに目を向けてください。回り道のように感じるでしょうが、今後経営をするために必要なことです。

 

会社の持つストーリーは創業当時を知らない3代目が、自分の会社を本物の「自分の会社」にするために適しています。創業時の理念を我がことのように感じていただきたい。恐らく多くの3代目は創業者の血縁者です。会社のストーリーは、自分のルーツを知る旅にもなりますよ。

 

自身のルーツが分かると、覚悟が決まります。この覚悟は自分一人で歩く覚悟ともいえるものです。会社のストーリーはとても重たく感じるかも知れません。でも、その重たさを背負ってこそ経営者なのです。歴史の重みを感じることが、経営者の覚悟を持つことにつながります。

 

そして、この会社のストーリーを紡ぎ続けることが、会社を100年続ける秘訣です。つまずきそうな時は自分の経験を振り返るだけでなく、会社の「経験」も振り返る。この繰り返しが会社を長く続けさせます。

 

 

3代目であっても「あなたの会社」

3代目社長の問題の一つに、どこか他人事というものもあります。祖父や父から引き継いだ事業で、自分のやりたいこととは違うのかも知れません。ですが、先代が遺してくれたという意味を考えてください。あなただからこそ、継げるものがあったのです。

 

もし一人で会社の歴史を振り返るのが大変だな、と思われたら私に声をかけてください。あなたの会社が持つ魅力や先代から受け継がれてきたこだわりを引き出し、言葉にして物語に紡いでいくストーリーBOOKを一緒につくり上げましょう。これがあれば、ご自身の覚悟も会社の強みの確認も叶い、ブレない一手が打てるのです。

 

オンリーワンストーリーをつくることは、3代目社長が取るべき、何にも勝る差別化戦略なのです。ぜひ第一歩を踏み出してください。

 

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